北の編入生の部屋

北大法学部編入生が編入受験生に向けていろいろと発信します

編入試験の季節

こんにちは。IHです。

 

ブログの更新を忘れて麻雀と釣りにかまけている間に秋天一碧の四字熟語が似合う季節となりました。北海道の山々は鮮やかな紅に彩られ、海でも第二の紅葉が群れをなして川を駆け上っていきます。

木々の衣替が始まると、いよいよ編入試験の季節です。

生存報告も兼ねて、今年の北大の編入試験についてつらつらと思うことを書いてみます。

 

さて、北大法学部の編入試験について。

 

昨年は英語の試験において辞書の使用が禁止され、発音問題やら対義語やら恰もセンター試験みたいな問題が出題され阿鼻叫喚の様相を呈していましたが、今年は辞書の使用が解禁されるようです。去年の迷走は何だったんだ

「辞書が使えるなら英語の試験余裕やんけwww英語の勉強やめよwww」とか思っている受験生はまさかいないとは思いますが、辞書が使えるだけで幾分か精神的に楽になる印象はありますね。

 

ただ話を聞く限り、私の代には辞書をバリバリに引きまくって受かった合格者はあまりいなかったと記憶しています(私はアホだったので下線部和訳のときに馬鹿みたいに引いてました)。最初から辞書を当てにせず、徒手空拳の心持ちで試験に臨んでいたのでしょう。辞書を引きながら問題を解くのではなく、解いた後の見直し確認として辞書を繙くくらいが理想的な辞書の利用方法と言えます。

そのため、英語が苦手な受験生にとって「辞書使い放題」は福音のように聞こえますが、実際は諸刃の剣である種「罠」でもあります。辞書を引きまくってのろのろと問題を解いていると、最後まで間に合わずに爆発して灰になってしまいます。そうなってしまうと流石に笑えません。

 

一方で、英語に自信ニキの受験生にとってはプチ受難かもしれません。辞書使用禁止令が発令された昨年は合格点が大きく下降し、ほぼ英語だけで合格を勝ち取ることも不可能ではありませんでした。しかし今年は「辞書使い放題」の年なので、英単語力の暴力で得点を稼いで合格することは難しくなってしまいました。

そんなわけで、昨年急下降した合格点は、今年また上昇するのではないかなと推測しています。しょうがないね。

 

専門科目については、昨年が民法の出題だったので今年は憲法か刑法じゃないかなーと思っています。あくまで私見です。私が勝手に思っているだけです。大事なことなので2回言いました。なので民法が出ても怒らないでね。

政治分野については昨年が度肝を抜くレベルで考えさせる問題でしたが今年はどうでしょうか。個人的には直接的に知識を問うよりも知識の存在を前提として考えさせる問題のほうが受験生のポテンシャルが測れると思うので歓迎ですが、受験生からしたら堪ったものじゃないですね。政治分野についてはどうこう推測できる傾向があるわけでもないので、粛々と過去問に取り組みましょう。小論文についても同様です。

 

私はもう4年生で来年から社畜になるため、今年の編入試験で合格した方とお会いできないのが大変残念ですが、皆さん悔いのないようにベストを尽くして頑張ってください。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。