北の編入生の部屋

北大法学部編入生が編入受験生に向けていろいろと発信します

編入を志す新入生の9割は夏までに消える

こんにちは。IHです。

 

世間では新型コロナウイルスが猖獗を極め、過去最大の感染者数を叩き出している地域も多く見られますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。私は就活を前にゾンビ化しております。

皆様も体調を崩されないようくれぐれもお気をつけください。

さて、新入生の方が入学されて1ヶ月経ったということで、少々物議を醸しそうなタイトルで雑感をつらつら書き連ねてみたいと思います。

暇で暇でしょうがない方は是非お茶でも飲みながら読んでみてください。

 

 さて。

タイトルについて語弊がありまくりなので、まずはタイトルの意味から解説しましょう。

 

3月から5月にかけて、編入を志すアカウントがTwitter上で大量に生まれます。この背景には、本命の大学に落ちリベンジを考えている方や、現在の大学の教育体制が思ったよりよくなかったと感じられた方、学歴コンプ絶対解消したいマン等、様々な方が「編入」の2文字に心を射抜かれるためであると推測されます。もしかすると「科目数少ないから俺でも余裕でしょ」的なノリの方も多いのかもしれません。

 

しかし、この編入業界に長いこと携わっていると、だんだんとそういったアカウントが辿る道筋について、ある種の傾向が読み取れるようになってくるんですね。すなわち、

①アカウントを開設したはいいものの何をやればいいか分からず編入についてどうでもよくなって夏頃に消滅しちゃう人

②学歴コンプレックスから編入を考えたけど思いの外今の大学の居心地がよくて編入についてどうでもよくなって夏頃に消滅しちゃう人

③意気込んで勉強の記録をつけるけど情報も何もない五里霧中の状況でかつ途方もない前途に挫折して編入についてどうでもよくなって夏頃に消滅しちゃう人

④情報交換用のアカウントを作るけど誰からもフォローを貰えず情報を集められないまま編入についてどうでもよくなって夏頃に消滅しちゃう人

etc etc...

春に急増するこれらのアカウントは大抵夏には消えてしまいます。不思議ですね。

 

様々な要因があると思いますが、結構多いのが②の要因なのではないかな、と個人的に思います。今の大学に満足して編入する意義を見出せなくなった人ですね。

私個人の意見ですが、これは全然いいと思います。編入は義務感で行うものではありませんし、現在の大学で充実した学生生活を送れるなら編入をする必要は何らありません。事実、私の友人には編入して後悔している方も少数ですがいらっしゃいます。編入したら必ず幸せになれる保証もないんです。

 

一方で、何をしたらいいか分からない、情報がなくて困る、みんな遊んでるのに自分一人だけ勉強するのしんどすぎ、と言った形で消滅してしまう方が多いのもまた事実です。

意外と多いのは「情報を集めています! 情報ください!」的な文言を自己紹介欄に書いているアカウントですね。もれなく全部消滅しています。

Twitterは情報収集ツールとしては優秀ですが、受け身では情報は集められません。受験生の立場からしてみれば「敵に何で塩を送らなきゃならないんだ」ですし、編入生の立場からしてみれば「わざわざそんなめんどくさいことして俺に何のメリットがあるんだ」ですので、基本受け身だと情報は貰えません。

 

今は便利なことにTwitterで検索をかければ編入生も見つかりますし、何ならこのサイトのように情報を自ら発信している編入生もいます。そういった方にDMなりメールなりを飛ばして、積極的に情報を集めるのが情報収集ツールとしての正しいTwitterの使い方なのではないかな、と思います。

「本気で受かりたいならそれくらい言われるまでもなくしろよ」って感じも否めませんが、とにかく編入を本気でしたい方は自ら進んで行動を起こしていきましょう。大抵の編入生は優しいので親身に相談に乗ってくれます。勿論私に質問メールを投げていただいても構いません。過去の記事にもございますが、質問のしかたにはくれぐれもお気をつけください。私に対しては別に適当でもいいです 質問のしかた - 北の編入生の部屋

 

あとは、折角Twitterのアカウントを作ったのなら、受験生や編入生の友達をいっぱい作りましょう。とにかく編入試験は孤独との闘いになりがちです。そのような中励まし合える友達を持つことは非常に重要です。ましてやこのような難しい情勢ですので、以前と比べれば一人で勉強するのにも限界が来やすいことでしょう。

 

……ということでつらつらと雑感を書き連ねてみましたが、これを読んでいる皆様が現在の大学に満足したという理由以外で9割の側にならないことを願いつつ、筆を置くことに致します。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。